SFC版『かまいたちの夜』を初プレイで被害者最小限&犯人逮捕で一発クリア

あれは自分が中学生の頃だったか。1994年発売なので、逆算するとそうらしい。当時、お寺のご子息であり、戦争・オカルトに詳しいじゅんちゃんからソフトを借りて遊んだものの、あの頃の脳みそでは真犯人まで辿り着くことができず、心の奥底にひっかかるゲームとしていまに至っていた。クリアできないから、あげくの果てにはじゅんちゃんにネタバレを要求する始末。自分は毎プレイごとに2〜3時間コースの泥沼にハマり、あげくの果てにヒロインに自分がストックでめった刺しとか、その手のオチばかりであった。
そんな同作にリベンジすべく、随分前にWiiバーチャルコンソールでダウンロードしてあったものの、時間がとれずに放置してあった。しかし先日、奥さんの同僚の方2名がうちに遊びに来て、晩飯を作ってみんなでわいわいやってたら、1人がメニューに表示された『かまいたちの夜』に気付き、怖いゲームだったとの思い出があるとのことで、せっかくなのでやってみることに。
結果、ついに被害者最小限のグッドENDクリアを達成。ただしうちの奥さんが。しかも初回プレイで。何が起きたのか一瞬分からなかったが、『かまいたちの夜』は1時間も満たずに円満に事件解決を迎えた。おれは30歳を超えて初めて、美樹本さんが本性を現すところを目の当たりにしたのだ。美樹本さんは、登場人物全員にフルボッコにされていた。当時、人づてに彼が犯人だとは聞いていたものの、やっぱ本当だった。長年のもやもやが一気に消しとんだ瞬間であった。奥さんには、「怖いゲームだよ!面白いよ!選択肢を選ぶだけでいいから簡単だし!」と勧めたのだが、初回プレイでこれを見せられて、しまいには「いつ怖くなるの?」と言われる始末。確かにこのシナリオではまったく怖くない。死者も1人しか出ない。これは真似しようと思って簡単にできるものではない。とても驚き、感心した夜であった。
そういえば自分は、このような体たらくでありながら、PS2版『かまいたちの夜2』にも手を出し、挫折していたことを思い出した。『2』はどうやらPSP版が発売されているらしい。せっかくなのでこいつの攻略もお願いしようかと画策中。


あと、どうやらこのゲームの舞台となったペンション『シュプール』には、実在のモデルが存在していたらしい。長野県 白馬にあるペンション『クヌルプ』。こちらのブログに詳細が。まんまだなこれ。ミシシッピー・マッドケーキもあるんかい。行ってみたい。
http://www.geocities.jp/shiwasutakashi/diary-hakuba2007.htm

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