NBA 10-11シーズンが開幕

今季はNBAリーグパスBBの恩恵を受けまくる。長年夢見た全試合が視聴可能な環境。昨日は帰ってからマイアミvsボストンを見るため、昼間はニュースサイトやTwitterを一切シャットアウト。開幕戦のカードとしてはこれ以上ない組み合わせ。



結果、ボストンの貫禄が最大限に出た試合であった。ロンドは相変わらず外のシュートは目立たなかったが、コートビジョンの広さ、パスセンス、クイックネス、声出し等の牽引力はもはや一級品。BIG3を牽引し続けてきただけあるし、やっぱりスターの素質がある。既にトップPGの仲間入りをしている。
ピアースのビッグショットも目立った。彼は己の自信に裏打ちされているであろう日頃の態度のデカさが、こういうクラッチタイムでプレイに表れる。かのレジー・ミラーのように、身体能力は高くないものの、横の動きのうまさは健在で、相変わらず何かを“持っている”。
アレンのデキは80点くらいか。昨今、シュート精度に波が目立ち始めたが、昨日はかなり調子が良かった。あと、やはりバスケットボールIQが高い。シアトル時代はなんでも屋だったから当たり前か。その気になればなんでもできる現役屈指の万能プレイヤー。いぶし銀のドリブル、パスが目立った。昨シーズンのファイナルではとてもがっかりさせられたが、トータルではまだまだトップクラスのSGなのでしょう。
KGもアレンもそうだが、もともと一人で何でもやらざるを得ず、さらにただでさえ万能なセンスを持っていたプレイヤーが、ボストンに来てロールプレイヤーに変わった。ピアースも含み、彼らはシュート、パス、リバウンド、ボール運びと、あらゆるプレイヤーの心理を理解している。互いの気持ちになって支え合えるのがボストンの強さの秘密。
ダブルオニールもよく機能していた。特にシャックは、その躯体と歳の功でまだまだ通用する。腐ってもシャック。気になるのは、プレシーズンから時折しょーもないフィールドゴールを外していたこと。あれはやっぱり衰えによるものなのか。以前なら強引にダンクに行ってたところを、いまはいかない。ジャーメインはちょっと太ったように見える。
ボストンは控えも成長していた。グレン・デイビスはもう立派な戦力。それなりに器用なのは分かるが、ディフェンダーがなぜ彼を止められないかが分かりづらかった。やっぱりあのガタイに押されるのか。あと、プレシーズンから引き続き、マーキス・ダニエルズの出番が増えた気が。あんなに細かったっけ?彼のことはよく知らなかったが、ドレッドヘアのやんちゃなイメージとは裏腹に、カタいプレイを好むらしい。
とかいいことばっかり書いてて、さっきNBAの公式サイト見たら、今日はクリーブランドに負けてた。レブロンから解放されたJJ・ヒクソンやダニエル・ギブソンあたりにやられたっぽい。バイロン・スコット、初戦白星おめでとう。一方、BIG3不発のマイアミは、フィラデルフィアに圧勝。不発筆頭のウェイドが30得点。フィラデルフィアも、スタメンがカスだった代わりに期待のルーキー、エバン・ターナー君が頑張った模様。いいねえ。たまらんねえ。やっぱレギュラーシーズンは序盤ごときじゃ何も分からないってことだ。今季も面白いこと間違いなし。

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