エステルとリタの同人

■『テイルズオブ』シリーズというもの
引き続き、Xbox360テイルズオブヴェスペリア』の話。とりあえず5日間ほどプレイ。ものすごくヨイショしたい訳ではなく、そんなことする必要も全くないのだが、なんというかこれはふつーーーーに面白いRPG。時折、どうも盛り上がりきれない展開や演出があったり、BGMがやや空気気味なところもあるのだが、ストーリーにしろ戦闘にしろ、プレイを続けさせる要素が上手に散りばめられている。しかもその作り込みが丁寧。素人な自分は『テイルズオブ〜』シリーズは全部こんな丁寧な作りなのかと思ってしまいそうだが、他の作品のレビューを見ているとやっぱピンキリみたいで、まあ当然というかそんなもんだよな。とりあえずシリーズ中、トップクラスの出来の模様。
いま、中盤くらいまで来ていると思われる。バトルについては、ストーリーが進むごとに徐々に新システムが解放され、さらに習得スキル、新キャラクター、戦闘終了後の演出などが追加されていくものだから、バトルそのものがなかなかマンネリ化しない。エンカウントから終了までのテンポがいいので、ぼけーっと戦闘を続けてしまいそうになる。“戦闘が楽しいRPGは秀逸”といわれているが、やっぱ何年経ってもそこは肝なのか。キャラクター育成が“適度に手間がかかる”のがいい。人を選ぶだろうけども、本作は個人的に簡単すぎず難しすぎない、いいかんじのライン。
主人公がかっこよい。そもそもこのシリーズは設定が厨二全開なイメージがあったのだが、ネットでベテランさんの感想やらを見る限り、どうやら今回は例外的だったらしい。言動が大人。他のキャラ同士も組み合わせがよく、ノリもよく、こまめに発生するスキット(キャラクター同士での短い会話イベント)での掛け合いが、アニメを見ているようでとても楽しい。


発表会のときにプロデューサーさんと思しき人が、「次のマザーシップタイトルはWiiで〜」なんて早々に言ってた。『ウェスペリア』の良さの一部は箱○の処理能力によるところもありそうなので、なんとなくシリーズに対する気持ちが盛り上がったところで次はWiiというのが、なんか微妙に違和感ある。次世代機といわれる3台を遊び分けてみると、Wiiは他の2機種に比べてスペックの天井が見えてしまうのだ。分かってはいたが、実際遊んでみるとより実感する。ついでにWiiのタイトルは、ゲームの面白さを操作方法=プレイヤー側に求めて作ることが多い。そもそもRPGというジャンルは、ストーリー、戦闘、キャラ育成あたりで良し悪しをジャッジされそうなのだが、ここにこれらと同じレベルで「操作感」という価値を加えられるかどうかがミソ。従来のコントローラーで済むところを、Wiiリモコンで「やらされてる」と思われるのが一番マズい。リモコン振るのは、時間が経つとそれはそれで結構疲れるのだ。
ついでに、こないだWiiで発売された『ラタトスクの騎士』が、あまり評判よろしくない。『ヴェスペリア』については、箱○の市場を計るために試験的にリリースした感がややあるが、このシリーズは今後もハイエンド路線で行っていいのではないかと思ってたりする。今作はとても快適に遊べるRPG。ディスク1枚なのに『ロストオデッセイ』や『ブルードラゴン』くらい全然ボリュームがあるのはなぜだ。3Dモデリングの程度のせいか。シリーズのファンにはとてもウケそうではあるが、いかんせん箱○はまだ金がかかるハード。本体も微妙に高いし、ついでに箱○PS3のゲームは液晶テレビ向けに作ってあるので、ブラウン管だと文字が潰れたりでかなりきつい。9月の『インフィニットアンディスカバリー』か10月の『ラストレムナント』あたりで60GBの本体発売と値下げが来そうと踏んでいるが、そのときにいま様子見してる層がどのくらい動くか楽しみだったりする。(12:17)

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