壮大な釣り

■発売日順メモ
・バンナム『テイルズオブヴェスペリア』（Xbox360）……2008年8月7日
・スクエニ『インフィニットアンディスカバリー』（Xbox360）……2008年9月11日
・マイクロソフト『ギアーズ・オブ・ウォー2』（Xbox360）……2008年11月17日
・スクエニ『ラストレムナント』（Xbox360・PS3）……Xbox360版：2008年11月20日、PS3版：未定
・カプコン『バイオハザード5』（Xbox360・PS3）……2009年3月12日
・スクエニ『スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-』（Xbox360）……2009年春
・スクエニ『ファイナルファンタジーXIII』（欧米：PS3・Xbox360、日本：PS3）……未定

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■『ファイナルファンタジーXIII』、欧米ではXbox360・PS3のマルチ
昨日の予想通り『FF13』がXbox360でリリース決定。いまのところ「欧米のみ」「日本国内でのXbox360版は無い」としているが、日本で発売されないわけがない。Xbox360とPS3はこの手の問題を散々繰り返してきた。その歴史のコピペ。

●セガ「Xbox360版『バーチャファイター5』の日本での発売は予定していません」
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PS3版から半年後『バーチャファイター5 ライブアリーナ』としてオンライン対戦が追加で国内Xbox360でも発売。

●カプコン「『デビルメイクライ4』はPS3専用タイトルです」 →「Xbox360とPCでも発売します。日本での発売は未定です」
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結局、PS3版とXbox360版は国内で同じ日に発売。

●バンナム「PS3専用ソフトの『ガンダム無双』は欧米ではPS3とXbox360のマルチで発売します。」
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その後、日本のXbox360でも『ガンダム無双インターナショナル』として発売。

●カプコン「『モンスターハンター3（トライ）』はPS3専用ソフトとして開発中です。」
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カプコン「Wii専用ソフトとして発売される事になりました。PS3版は開発中止です。」

●スクエニ「『FFXIII』はPS3専用です」→「Xbox360でも発売する事にしました。国内は未定です」←今ここ
（10:27）

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■Xbox360、秋のシステムアップデート
Xbox360のHDDにゲームをインストールし、ゲームディスクをキーにしてHDDから直接起動できるようになるらしい。要するにディスクドライブが回らなくなるため、あの轟音が解消されるかもしれない。
周囲にはあまり語ってこなかったことがある。それは、「Xbox360はクソうるさい」ということ。実はこのハード、ディスクドライブの稼動音がとんでもない轟音なのだ。デスクトップPCのファン音くらい余裕でうるさい。事あるごとに「ギュイイイイイイイイーーーーーーーンヴオオオオオオオオオオーーーーーーン！！！！！１」って、頑張りすぎだろこの機械。これはどうやらDVD-ROMを採用していることが原因らしい。大容量のデータを引き出すためたびたび瞬間的に16倍速だか何だかで回らなければならないらしく、そのせい轟音が出るのだそう。PCでDVD-RやCD-Rに焼き込みするときのような音が、まさにそれに近い。
しかも、プレイ中にフリーズまでしやがる。さらに悪いときは、回転中のディスクに勝手に傷が付く。実は、本体が最初に発売されてから『ブルードラゴン』が出たあたりまでの機種は故障率がかなり高く、自分のはまさにこれに当たるのだ。熱の蓄積具合がハンパなく、冬にはちょっとした暖房機器と思えるくらい。フリーズはその熱暴走のせいらしく、後に発売されたバージョンには、ちょっとした冷却システムが搭載されるようになった。また、最近のバージョンにはHDMI端子が付いているが、自分のような古い機種にはそれもない。もともと無線LANにも対応していない。電源ユニットがデカすぎ。繊細さがまったくといっていいほど感じられないハード。さすがアメリカ人。正直、Xbox360の本体はあまり好きじゃないのだ。
それに比べてPS3はとても静かでびっくりした。静かというか、あれほどうるさいハードはお目にかかったことがないのでむしろこっちが普通。自分の感覚が麻痺しているのだ。無線LAN対応なので、ケーブルまみれにならない。PSPを踏襲したシステムインターフェイスもとっつきやすかった。しかしながら、遊びたいゲームが全くといっていいほど無い。これは超絶致命的。こればかりは大人の事情が絡むところなので、ユーザーがギャーギャー騒いだところでなかなか影響力を及ぼすことができない。ハード的にはPS3が安定しているが、遊びたいゲームはXbox360に集中。この葛藤が続き、現在に至るのだ。ここまでタイトルを揃えつつある以上、何よりもまずはXbox360本体の安定を望みたい。音、フリーズ、熱、ディスクの傷…、これらに怯えながらゲームやるとかまじでありえない。
「遊びたいゲームは多いけど轟音はマジ勘弁」というXbox360ユーザーは、思いのほか多いはず。だってほんとにうるさいもの。しかしこれが解消されるとなると、本当はXbox360を好きになりたかった人たちは泣いて喜ぶかもしれない。ようやく心おきなく次世代機のゲームを遊ぶことができる。ハードを牽引するのはタイトルラインナップ。コアゲーマーは確実にXbox360に集っている。
Xbox360の轟音は、買った本体にどのメーカーのDVDドライブが搭載されているかによって大きさが異なる。ドライブのメーカーは、東芝サムスン、日立LG、BenQ-LiteOn-フィリップスの3社。このうちBenQ製が結構静かで、いわゆる「当たり」だと言われている。これは本体を買ってみないと分からないので、完全にクジ引き状態。これでは本体を買い換える気も起きないというもの。HDDからのゲーム起動がどのくらい轟音を抑えるのか、程度次第ではようやく本体を買い換えるチャンス。欧米ではHDD20GBモデルの値下げが決定し、現行価格で新たに60GBモデルが発売されることも決定した。日本国内に流れてくるのは時間の問題。買う予定がある人は、いまははこの価格変更を待ったほうがいい。TGSまでに必ず何かの発表があるはずだ。
自分としては、PS3を売ってしまいたい。ゲームは好きだが、次世代機をすべて持っている必要はない。現に『MGS4』だけのためにPS3を譲ってもらうときは相当悩んだ。PS3とXbox360、どちらかがいずれ死ぬことになるのは分かりきっていたからだ。今回のような業界の淘汰が行われる兆しは、ユーザーにとっても嬉しいこと。魅力的なゲームが分散されて、それを遊びたいがために頭を悩ませ、無駄にハードを揃える費用をかけるとかほんとアホらしい。周辺機器だって安くない。各所ではいろいろと騒いではいるが、結果的にどのハードか勝ったところで我々の知ったことではない。

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『インフィニットアンディスカバリー』『ラストレムナント』の売り上げを伸ばすためにも、然るべきタイミングでXbox360版『FFXIII』の国内リリース発表がある予感。（11:29）

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