EYE HAVE YOU!

■武器ゲー
昨夜0時売りで、PS3メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』を入手。プレイ初日。とはいえ、今日も仕事だったのでさすがに徹夜はできず、ほとんど進んでない。武器マニアがうぇうぇwうぇwwwwwって言いながら遊べそうなほど装備品が多く、その仕様も多彩で細かい。操作系はこれまでとややボタン配置が違うものの、挙動はほぼ同じ。中腰での移動や、うつ伏せ/仰向けの切り替え・そのまま移動など、これまでできそうでできなかった動作が追加された。スネークの移動速度が、旧シリーズに比べてやや遅め。っていうかこれまでの速度が個人的にはなんか軽すぎた(『バイオハザード』シリーズの影響かも)。また今回は、壁に張り付くときに「△」、離れるにはもう1回「△」など、ボタンによって各モーションが明確に切り離されている。
そして何より、武器の豊富さと合わせて戦闘が楽しい。これが従来とまったく違う。ステルスゲームなのになんぞそれではあるが、この際どうでもいい。自分の意思次第では、ガンアクションシューティングに化ける。全体としては、隠れて進むパート、戦闘できるパート、ボス戦、ムービーが組み合わさってるかんじ。敵兵のAIは相変わらずアホ。ただひとつ、フィールドが複雑なせいか、通常のカメラワークはもう少しだけ親切にならないものか。敵兵を意識する以前に、自分の操作がおぼつかない。慣れればそれまでだろうが、慣れるのがダルいというもはやふじこ。
銃器を構えたときは、FPS/TPSどちらにもカメラを切り替えられる。フィールドではかなり弾薬を補充しやすいので、好き放題に撃ちまくり。隠れながら撃つというより、そもそもAとBがドンパチやってる戦場に介入する設定なので、見つかることを心配せずに一介の兵士として戦闘を楽しめる。序盤からロケットランチャーで戦車をふっとばすことができたり、この手の免疫が無い自分にはこれだけで楽しい。なにこのランボー。無数に存在する武器集め自体もそそる。
各所でムービーが多いとの声が挙がってるが、確かにそうかも。ただ、無駄に多いというよりストーリーの補完としてこまめに入るという、どちらかというと丁寧に作りこんでるなーという印象を持った。これまでのシリーズも他のゲームに比べたらかなりムービーが多いので、その正統進化となればこうなるのかなと。画質は現行ハード的にはまあ充分。そもそもこれは『メタルギア』であるため、凄まじくリアルな表現にしていいところとそうでないところがあると思う。その棲み分けは確かにムズい。落ちてるアイテムが回転しなくなったのもそういうところか。発見時の「!」は相変わらず。
ムービーを含む演出まわりは、より深みを増した。深みというか小島監督テイストが非常に強くなった。近年、アニメもマンガも哲学的だったりアーティスティックだったりする作品が増えたが、『MGS4』もそんな印象。ゲームの表現としてこういうのもアリなのかなー、今後はこういうのが増えたりするのかなーと、そんなことを思った。分かりやすいのがオープニング。初回プレイ時には多くのプレイヤーが「なにこれ??」と思うはず。とりあえず自分は現時点で意味不明。
深夜のレジには、0時売りを待って予約票を持って並ぶ人々の姿。皆、同じ思いだったのだろう。平静を装いつつ、どいつもこいつも微妙に楽しそうに見えるのが愉快でならない。ゲーマーとして楽しい瞬間のひとつである。ゲームは、プレイするのはもちろん楽しいが、それを誰かと語るときが更に楽しい。このブログを読んでいるあなたなら分かるはず。どんなドラマが待っているのかと、彼らの素晴らしいゲームライフをひっそりと願いつつ、僕はお店を後にしたのであった。
以上、総プレイ2時間ちょいのレビューおしまい。 →マニア向け「メタルギア検定」 (11:38)

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