ついげきのグランドヴァイパ

■不思議なiPod(前編)
自分には妹が1人おりまして、音楽好きが興じて、何やら歌うたいのような仕事をして暮らしてる。そこそこうまいと自分では言っているものの、生声はまだ聴いたことがない。ついこないだまで「hydeかっこいーvどらいばーずはいv」とか平気でぬかすようなすいーつ(笑)だったと思いきや、ずいぶんと偉くなったものである。ほんとに偉くなったのか?

そんな彼女が仕事で使うとかなんとかで、おれのiPodをくれと言ってきた。随分前からおれはiPodを使っておらず、代わりにケータイに音楽を入れて歩くようになっていて、そのことも奴は知っていた。こういう端末って、2個も3個も持って歩きたくないからなあ。妹も以前からiPodを持っていて、そっちはプライベート用にしているようだ。そんなわけで先週わざわざ遠出して、奴にiPodを手渡してきた。ついでながらもうすでに首の皮一枚程度にすぎない兄の威厳を保とうと、メシをおごってやった。兄におごられたインドカレーを、奴はうまいうまいと言いながら食していた。ナンを食うのは約2年ぶりとのこと。なるほど。かなりどうでもいい。

iPodは確かパソコンに対して本体認証みたいなのを噛ませてたはずなので、数日後、気になったおれは無事にパソコンと繋げられたかどうか聞くために、再び連絡を入れてみた。「おいィ?ちゃんと繋がった?」とたずねると、「ナイトを上げたくてあげるんじゃない上がってしまう者がナイト」との返答。要するにまだ繋げていなかったようで、おれのiPodに入れっぱなしにしていた大量の曲をとりあえず聴きあさってるらしい。妹いわく、「アクエリオンなんちゃらーっていいなこれー」だそう。【続く】 (11:25)

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鳥肌実のCD
タワレコとかHMVで売ってるんだっけか。(11:32)

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