なんだか心に染みてしまったので敬意を表してコピペ

『ほぼ日』今日のダーリン@2011年3月8日(だと思う)から。


 ずっと前から、よく言われていたことです。
 「いい大学に入って、いい会社に入ることが、
 いい人生だとはかぎらないんだよ」と。
 昔の大人たちは、それ、けっこう言ってた気がします。
 いやぁ、それ、ほんとだと思って生きてきました。
 ぼく自身は、大学に入学したけれど、
 一年も行ってなかったし、むろん卒業などしてません。
 そして、「いい会社」どころか、
 数年後にはつぶれてしまう会社に、潜り込みました。
 ぼくの周囲にも、そういう人間がいっぱいいました。

 
・思えば、「いい大学」ってやつの数も多くはないし、
 「いい会社」とたくさんの人が認めるような会社も、
 たくさんあるわけじゃないですよね。
 ほとんどが、ふつうの大学で、
 日本の会社のほとんどが、中小や零細企業です。


 親孝行がしたいとか、大きな夢を持っているからと、
 なんとかかんとかして「いい大学」に入ろうとしたり、
 「いい会社」に入るために奮闘努力したりも、
 「いい人生」を目指すひとつの方法ではあるでしょう。
 だけど、やっぱり、
 「いい大学に入って、いい会社に入ることが、
 いい人生だとはかぎらないんだよ」
 ということばは、嘘でもなぐさめでもないと思うんです。
 だって、それが嘘やなぐさめにしか過ぎないのなら、
 「いい大学、いい会社」でない、
 ほとんどの人は、「いい人生」を送ってないってこと?
 ‥‥そんなことないじゃないですか。


・「ちょっといい大学、ちょっといい会社」の人は、
 「ちょっといい人生」を送ってるってこと?
 そういうもんじゃぁないでしょう?
 昔の人みたいに、それだけ、言ってみたくなったんです。


・今日から、『ほ+(ほぷらす)』の店に、
 すてきな茶わんや湯のみが紹介されます。
 それをつくっている作家さんたち、
 「いい大学、いい会社」ってことじゃないですよね?
 苦労もたのしみも多そうな人生ですけど、ね。

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