プレミアムのり塩

■iPhone/iPod Touch『ACE COMBAT Xi Skies of Incursion(仮)』、今冬配信
メモ。iPhone用のゲームはまだ買ったことがない。操作性とか内容の濃さとか気になってはいるのだが、どうにもまだ手を出していない。出しづらい訳ではないのだが。話は180°変わって、PS3テイルズオブヴェスペリア』が本日発売。箱○版が秀逸であったため、今回も手を出したいところなのだが、どうにも時間が取れそうにない。買うなら来月。(10:32)

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■なんかおれの統計では
色黒+目がぱっちり+小柄+声が大きい+元気な女子は、クチャクチャ音を立ててメシを食う。耐えられん。それなのにその他のことにはマメだったりすると、もう無茶苦茶腹立つ。男子も女子も、音を立ててメシを食ってる自覚がないやつ、いますぐやめろ。(15:14)

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■映画『しんぼる』
そういえば先日観に行ったのだった。自分の中でなんでこんなに空気になってるのか。結果、なんというか、巷は賛否両論なのだが、賛否とかでもないような、なんというかなんとも言い難い作品であった。笑えるとか、面白かったとか、そういう一極の感想を持ちたくて観にいくと面食らう。むしろ金返せという気分になるかもしれない。1800円の価値を見出せるかどうかは、人によって偏りまくると思われる。なんか『大日本人』のときもそんなことを書いた気がする。
ストーリーも演出も設定も、「こういう感想を持ってほしい」みたいな意志とか、そういう押し付け的なものが皆無といってよい。そのため、観た人が心に何かを刻むことが難しい。難しいというか、この映画の場合、それは自ら得ようとしなければならないっぽい。能動的である必要がある。
松本氏がこの映画で何をしたかったのか、自分には結論が出せず。しかしながら恐らく、彼がこの映画で狙ったことは、


・この映画でも笑えたと高らかに宣言する人がおり、笑えなかったと怒る人がいる
・人類の歴史について描いた
・あらゆる因果を完全に知ることはできない=人はちっぽけ
・神格化される松本氏について描いた=宗教ってなんだろう
・現行の「お笑い」と「アート」に対する皮肉
・色々なものを直視することについて=寿司が絡む表現とか
・まだやったことのない笑いに挑戦
・どう転んでも信者には高評価=松本は神=松本=ちづお=オ○ムと掛けてみた(ラストの見た目)
・そうでなければクソ映画にしか見えない=松本オワタ、消えろ
・賛否両極端な評価となることを狙った=人の意見や評価なんてそんなもん
・計算しているのか、そうでないのか、分からないところを狙った=何これ
・各々の感想を能動的に得るべし=日頃から頭を使え
・中にはこうやってブログで語る奴も現れる=流行りなんてそんなもん
・人間ってこんなもん


この辺のどれかであろうと思われる。自分の中でなんでこんなに空気になってるのか、それはこの映画を「流したから」に他ならない。自分はひたすら受動的であった。どちらかというと、無意識に笑いを求めていたに違いない。松本=笑いであると、頭のどこかで思い込んでいる。こんなこと書いてる時点で、アンチから見たら立派な信者。実際、信者と自負しないまでも、松本氏は好きなタイプの人であり、この『しんぼる』も、なるほどと思いながら観てしまったクチ。
日頃見ていて思うが、この人は根が本当に真面目である。この映画はそれが全面にでており、もっとやればいいところも、まだどこかで遠慮してるような気がしないでもない。遠慮というか、『大日本人』以降のこの人は、さらに神格化され、やがては評論や政治の表舞台に立たざるを得なくなったりする状況を自ら意図的に拒んでいるように思う。映画を撮るという、ただ普通にやりたいことをやりつつも、評価に対しては極めて実験的であり、賛否両論、自分はどっちに転んでもいいというスタンスでいる。その点が、彼をもう一段上のスターダムにのしあげたいファンからすると、やきもきする部分なのかもしれない。
本作のメキシコ編を見る限り、「普通の映画」を撮らせたら、たぶんこの人は普通に撮れる。少なくとも自分のような素人にはそう見えた。製作者としてはキャリアが薄いかもしれないが、映画を観る者としての見識ならば、この人のそれはハンパではない。そんな中で敢えてこういう作品に仕上げることは、結構な勇気が要るのではないかと思うのだ。そこから先の玄人的な違いは、自分程度の客にはよく分からん。音楽でも、EXILEが好きな人がいれば、ジョン・ケージが好きな人もいる。そんなもんである。ということで映画『しんぼる』、他人にオススメするかと問われれば、自分なら間違いなく「しない」。表面だけなら、完全にクソ映画であるからだ。なんとなく興味がある人は、TSUTAYAあたりでDVDを借りて観るのがよさげである。(11:21)

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