小型戦車

■ガンバvsマンU
素面白かった。本当に面白かったのだ。ガンバ大阪の攻め続ける姿勢が本当に素晴らしい。マンチェスター・ユナイテッドがどの程度気持ちを入れていたかは知らないが、仮に100%の状態ではなくとも、その隙をきちんと突いたことが素晴らしい。最後までお互い打ち合いを止めなかったことが素晴らしい。ファン・デル・サールはいまごろきっと何か思うところがある。あの悔しがり方は本物だった。
この試合、テレビでも現地でも、リアルタイムで見た人は何かしらの感銘を受けたのではないか。うまく言い表せないけども、これは近年稀に見る「心に残る名試合」だ。最近の日本代表のより全然面白いぞ。ちびっこにはこういう試合を見せたい。スポーツの本質がそこにあった。スポーツは楽しいのだ。
ガンバのような気持ちがあれば、日本人は全然やっていける。この国の未来に希望が持てる。サッカー見ながら素でギャーギャー騒いだのは久しぶり。やっぱ、何事も気持ちが入ってないとダメだ。この不景気のなか、昨日の試合で勇気付けられた人はかなり多いのではないか。今後、おれはガンバファンでいい。何の問題もない。遠藤と同世代であることを、心から誇りに思う。いやまじで。(10:27)

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ウェイン・ルーニー
こいつは別記する必要がある。やはり周りとはひとつ格が違う。短い時間出場しただけではっきり分かる。ゴールへの嗅覚は異常。デビュー時の印象が強くてまだ子供だと思ってたけど、なんかおっさんぽくなってた。でも眼は子犬のように小さく輝いてた。あれは動物。途中でマンUのベンチ裏が映ったとき、あいつはアップしてなかった。それで交代直後にすぐさま2ゴール。身体壊すとか、そういうレベルじゃないらしい。テクニック、加速力、フィジカル、すべてが別格。メンタルは知らん。クリスティアーノ・ロナウドもすごいけど、あいつは人間。ルーニーはそうじゃない気すらした。そしてこいつを最も上手く使える監督は、間違いなくファーガソンだけ。交替で入ったフレッチャーと合わせて3点をもぎ取る。見事としか言いようがない。(11:12)

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