Right Riot

■以前よりも
よくイラっとくるようになった気がする。人やら組織やら世の中やら。青春してるわけでもあるまいに。色んなものに気付くようになってきたのは確かだけども、神経使いすぎるのは損。でもイラっとくる。きてしまう。世の中みんながんばってる人ばかりじゃない。気を使える人ばかりじゃない。悩みを抱えた人ばかりじゃない。プライドがある人ばかりじゃない。そんなことは分かってるけども。一方、カルシウム不足かもしれないので、とりあえず牛乳を飲むことにする。本当にカルシウム不足が原因だったら、それはそれでへこむ。牛乳を飲み、穏やかになるのだ。(10:17)

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■ヒーローの影響力
は絶大。昔からそう思っていたけども、自分だけなのだろうか。自分の生活スタイルは、思い返せば全てが人真似。オリジナルな自分の良さは、たぶん人に言われないと気付かない。髪型、服装のセンス、歩き方、目つき、口調、話し方、発言、スポーツのプレイスタイル、歌い方、弾き方、考え方、好きな色、音楽、ゲーム…。全てが誰かの真似。良かれと思ったものを、そのときに取り入れてきた。逆にこれはアウトだろ、というものを全て無視してきた。ただひとつ真似できていないのは金の稼ぎ方。外側はヒーロー気取り。中身は凡人。もしくはそれ以下。世の中には、「身分相応」という言葉がある。これを理解して貫いている人は、金持ちだろうが貧乏だろうが、とても格好よく見える。鏡に映る自分とその中身の差に、がっかりすることがよくある。(10:40)

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■ボーダーライン
10代のときは、20代なんてジジイとババアだと思っていた。25歳越えて結婚すらしていなかったら、もう人間じゃない。人生の終わり、と。20代前半のとき、高校時代と比べてさして変化していない自分に気づいた。20代後半の人たちが持つ圧倒的な大人の力に、これは太刀打ちできないと感じた。あと数年で自分も彼らのようになれるのかと、かなり絶望した。25歳を過ぎて、いまの状態を「終わってる」と思っていた当時の自分の間抜けさに苦笑いした。そしてまた、さしたる変化のない自分に気づいた。周りを見ると、意外とみんなそうだった。20代後半になり、身体や将来性という意味で10代が少し羨ましく思えてきた。また、奴らガキどもの考えなど大人には筒抜けであることや、顔が大人びてきたとしても彼らは所詮まだ子供だということに気づいた。
併せて思うのが、彼らには後悔のない人生を送ってほしいということ。やりたいことがあるなら、いますぐやれということ。10年はあっという間だった。でもそれはいまも一緒。たぶん、次の10年もあっという間。30半ばを越えたら、いまの自分がきっと羨ましく思う。それはもう、分かりきっていることなのだ。(11:51)

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