イスカンダル

■「人生は長いようで、短いのだなあと思います」
というフレーズが、母親からの手紙のなかにあった。母親は正直、これまでろくに働いたこともなく、もちろん首都圏の様子や、いまの社会の現実がどうなっているものかなんて何も知らない。主婦一辺倒。なので、母親との会話のネタはいつも互いのことや、食べ物のこと、家族のことばかりだった。ある意味ですごく身近な話題ばかりだったので、「人生は長いようで短い」とか、こんな哀愁漂う小難しい言葉を、彼女の口から聞いたことがなかった。
学生時代、バイト先なんかで自分の年齢を聞かれたとき、普通に聞かれたまでに答える一方、「あんたより未来がある」という念も少なからず込めて、「19歳です^^v」などと答えていたものだった。それがもう早いもので10年近く前。あの頃、社会には自分より年上の人しかいなかった。年寄りくさいが、いまでは若い子を見ると本当に羨ましく思えることがある。先日迎えたおれの誕生日。今年は例年よりはっきりと、月日の流れる早さみたいなものを感じた。あっという間の10年。自分は色んな面で変わったが、親も10年分の歳をとった。たぶん思っている程、時間は残されてないのだ。
母親の言ってることに正しい。やっぱりそうか、と思う。これから来る年末年始、少しでも家族と一緒に時間を過ごすチャンスが皆にあるのなら、そうしたほうがいい。人生は長いようで、短いのだなあと思います。(10:22)

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■CHANGE.GOV
バラク・オバマの公式サイト。(9:44)

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■歳を重ねると
忙しくなったり、先のことを考えてみたり、できることが増えたりするが、それでもこれまでの趣味が、いまの自分の選択肢に残っているかどうか。(9:56)

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