スペースダヤッカイザー

■ことり事務所
昨日、小鳥が道ばたに落ちているパンくずをつついてるところを発見。相変わらずうまそうに食ってやがる。っていうか何でこんな歩道のど真ん中にパン屑が落ちてるんだ。誰かがばら撒いたのか。そんなことを考えてたら、これまた以前からの疑問が蘇ってきた。この小鳥どもはいつも高いところから地上を見てるというのに、なぜ「これはパンだ」ということをちゃんと理解しているのだ?
とりあえずつついてみれば、食い物かどうかは分かるだろう。「試して分かった」という結果なので、それはいい。でも奴らは、その辺に落ちている葉っぱとか木くずは絶対につつかない。正確に言うと、「パンくずに似ている葉っぱや木くずは絶対につつかない」のだ。この日、そのパンくずの近くに、見た目が非常にそっくりな木くずが落ちていた。でも奴らはそれには見向きもしない。っていうかむしろおれがその木くずをパンくずだと思ったのに。
なぜ分かる。そんな高いところから見てるのに、これがパンくずだとなぜ分かる。間違って木くずをつついて、「あ、間違えたw」とかそういうリアクションを、奴らは絶対にしない。においでもしてるのだろうか。鳥って、におい分かるのか?そもそもパンくずからにおいするのか?定食屋の見本メニューで使われるくらいリアルな「ダミーパンくず」をばら撒いたら、奴らは引っかかってくれるだろうか。一見何も考えてなさそうだけど、「いやいやこれはどう見ても木くずだしwパンくずじゃないしw人間にアホだと思わせてるだけですしw」とか、そんなことを考えている可能性も無きにしも非ずで、日常的に人間はペットと呼ばれる動物たちを「飼っている」のではなく、「飼わせてもらっている」のかもしれないと考えると恐ろしい。動物たちが本気を出す前に、彼らには充分優しくしてあげるべき。(11:02)

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