ゲアッケイジ

■人にものを伝えるとき
おれは独特の例えや言い回しをすると、他人に言われた。それはつまり独特といいますか、日本語の使い方がヘタクソなんだと思うんだな。昔から現代国語は苦手だった。かといって、古文・漢文が得意だったわけでもない。もともと算数が苦手すぎて、高校では理系を選択していながらも、受験間近のときは、数学や物理の時間にひとりで日本史を勉強するとか、そういうイレギュラー行為が認められていたりした。英語はいまも話せるわけでもないし、暗記した日本史ももうすっかり忘れた。

おやおや。国数理=苦手、英語=話せない、暗記もの=忘れた、ということは、自分のなかに何も残っていないことになるじゃないか。なんとその場しのぎの勉学に励んでいたことか。まだ覚えてるのは、スリランカの首都がスリジャヤワルダナプラコッテだということや、地図で見ると日本の斜め下くらいにエロマンガ島があることくらい。何事にも印象って大事だということだ。あのときケラケラ笑いながら覚えたことは、やはりいまだに記憶している。(11:11)

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