鬼嫁の祟り

■埃でPS3が故障すると、それは「神の仕業」に該当
いわゆるゴッド。(10:41)

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■一言でPTメンに有能だとわからせるセリフ
「飛影はそんなこと言わない。」
「グラットンは隔が長いので遠くの敵に当てる事ができる」(15:32)

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■人の心
午前中に連絡がきて、地元・秋田県出身で一番仲のいい友人♂ちひろくんの親父さんが亡くなったことを聞いた。重い病気だった。約10年前、同じように色んな思いを持って東京に出てきて、半年前に親父さんの容態を知り、残り少ない時間を親父さんと過ごすために地元に戻る。男の子は、大半が「お母さんっ子」に育つといわれてる。おれもそうだった。ちひろもそうだったはずだ。父親は威厳の象徴で、思い切り叱られ、ゲンコツをもらい、そのせいでやっぱりいまもちょっと怖い。正直、思春期はちょっと敬遠気味だった。

でも、別れの時は必ずくる。ちひろはどれだけ親父さんとの思い出を残せただろう。一生忘れない出来事がどれだけあったんだろう。このわずかな期間で、ちひろが実家に戻り、男同士で色んな話をして、親父さんもちひろも、それはきっとすばらしい時間だったんだろう。ちひろの不器用な性格をわかってるだけに、やつがいまどんな気持ちでいるか、この半年をどんな気持ちで過ごしたのかを考えると、ただひたすら涙がとまらない。もう親父さんには、触れることすらできないんだよ。ありえねえよ。

実は、ちひろの親父さんが本当は長くないことは、少し前にお袋さんから聞いてた。ちひろはおれが知らないと思ってたかもしれないけど、おれは知ってた。そしてちひろは、おれには自分がそんな状況にいることなど、半年のあいだ一言も話さなかった。親父さんの病状を知りながら、おれは電話でちひろに「いつ東京に戻ってくるんだ」とよく聞いていた。でも毎回、「さあなあーwどうなるかなーw」なんて、いつも通りののんきな声で、掴みどころのない返事ばかりが帰ってきた。

それもそのはずだ。これから数ヵ月後に親父さんとの別れがあるかもしれない。そのとき、自分がどんな心境になるかなんて、想像できるはずがない。したくもない。おれは“知らなかった前提”ではあったものの、“実は知ってる者”として、かなり自分勝手な質問を投げかけていた。それだけ、“死”についての意識が希薄だった。自分とは関係のないものだった。

自分の余命がわかった瞬間、多くの人が生き方を変えるんだろう。1分1秒を本当に無駄なく過ごしたいと、心から願うんだろう。

命には終わりがある。命を捨てるやつもいる。
明日を生きたいとどれだけ願っても、生きられない人だっている。(18:30)

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