ふじこ再び

Kiddfive2007-01-30

■tax
税金です。いま自分は都内に住んでるのですが、数年前は川崎市民でありました。そのころになぜか未払いだった一部の“住民税”。それがいま、大きな災いとなって降って参りました。


自分は銀行口座を2つ使っているのですが、ATMにてそのひとつからお金を降ろそうとすると、目に映ったものは「残高が足りません」の表示。おかしいなと思いながらも、その日は急いでいたためもう一つの口座から15000円を引き出して、事なきを得ておりました。しかしながらその件はずっと気がかりであり、そもそも何かの料金が引き落とされるタイミングでもなく、自分の感覚では現時点で4〜5万円が口座に残っているはずでした。そしていざ昨日、その残高をしかとこの目で見ようと、ここであったが100年目、再びATMと合間見えた結果…、


「残高:0円」。


「ちょwwwwwwイミフwwwwww」という言葉がふさわしい瞬間でありました。自宅に突如出現した大グモ発見以来の衝撃であります。いったいこれはどういうことか。自分の錯覚か、機械の故障か、磁気カードの劣化によるものか、み○ほ銀行が仕掛けた盛大なドッキリか、さては巷で話題のIT犯罪というやつか。自分の生活に関わる公共料金は全てこの口座から引き落とされるのですが、それにしたってなかなか残高0円になることはありません。通常、残高が1000円だった場合に、何かの料金1001円が引き落とされようとすれば、口座の1000円は残ったまま、結果的に残高が足りず引き落としできなかった状態になります。そしていわゆる支払いの遅延というやつが、ここで生じるわけです。今月引き落とされるであろう電気代、ガス代、水道代、ネット代、忌々しいPOL代など、よりによってぴったり残高を消却してくれる偶然がいま正にここに成り立ったというのでしょうか。口座は何度見ても、文字通り1円たりとも残っていません。


グーグル先生の出番です。「銀行 口座 残高 0円」「キャッシュカード 残高 0円」「○ずほ銀行 口座 お知らせ」など、様々なケースをあぶり出すべく、自分はPCにかじりつきました。しかしながら、キャッシュカードの置き引きによる被害報告こそあったものの、口座が勝手に0円になってたというケースはほぼ皆無でした。もちろん、自分はカードを誰かに盗まれたり、どこかに忘れてきたということは過去に一度もありません。そしてもちろん、暗証番号を流出させてしまった記憶も一切ありません。自分は焦りました。がしかし、同時に「銀行側の事故っぽいな。んで残高全部戻ってくるだろ」等と淡い期待が徐々に膨らんできておりました。調べに調べました。


その結果、どうやらこれは“銀行口座の差し押さえ”ではないかという結論に至りました。随分前から払ってない感のあった税金。それはただ一つ、川崎市民時代に放置していた住民税でした。以前から支払通知が何度か来ており、ぶっちゃけ気が向いたらまとめて払おうくらいの気持ちでいた案件でした。ただ、心の隅でひっかかっていることではありました。突然訪れた災いに怒りと不安を覚えながら、そしてようやく川崎市民税課に連絡させるきっかけを与えてくれた神様にほんの少しだけ感謝しながら、自分は携帯電話を手に取りました。もうすぐ17時。その後、「帰り間際なのにくだらん電話かけてくんな!こちとらいつでもカバン持って出られる状態なんじゃ!」くらいのテンションで応対していただいた市民税課の方に、どうやら自分の口座が差し押さえを受けたらしいことを知らされました。しかも差し押さえた金額じゃまだ足りてないので、あと4万円近く払えときたもんだ。ああ、オワタ。


正直、税金というものをナメておりました。まさかここまで追ってくるとは…。支払うものは支払えといわれれば本当にそれまでですが、いざこのような形で制裁を受け、お金を搾り取られる経験をすると、いよいよその税金の使い道が気になってくるものです。本気で勉強したり、税金関連の記事に目を向けるようにしようと、心から思いました。なんというか、日本人の多くはやっぱり政治に無関心な人が多いのが実態です。どうしてなんでしょうね。自分もこのような経験をして、生活と政治の繋がりを感じたといっても過言ではありません。学校ではこういうところは全く教えてくれなかったなあ…と。もう社会に出てからでは、「聞いてねえよー」じゃ済まないんだなあと…。なんとなく義務教育を経て、なんとなく企業に就職する人は結構多いんじゃないかと思います。そこで手にする給与明細。様々な名目の経費が、現金として自分の手に渡る前に天引きされてるものですから、そりゃー実感が湧くはずもありません。


無論、全ての人がそうというわけではありません。自分の支出は自分が一番よく知っておくべきですし、初めからそのように行動する人だっているわけです。結局何が言いたいかというと、この社会では、ここに暮らす人々の目にははっきりと映っていないルールが張り巡らされているということです。ルールを破っているという自覚がないまま、ある日突然その制裁が下される可能性があります。そして、意外と周りの人はその仕組みを教えてくれません…。


今回はいいかんじに凹みました。この金があったら何ができたのかと。しかしこれは自分が払うべくして払っていなかったものだとなると、この怒りをどこにぶつけたものか悩みます。懐事情としては被害者チックな気持ちになるかもしれませんが、公のルール的には全然なんてことない、至極当然の行為であるわけです。とにかく、皆さんも税金はきちんと払いましょう。そして、その使い道をよーく見てみましょう。皆さんが生きてそこにある限り、経済活動をする限り、一生まとわりついてくる問題です。それにしても“税”って、本当に都合のいい名目だよなあ…。(16:38)

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RAGE AGAINST THE MACHINE が再結成かも
今年のコーチェラ・フェスティバルで、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが再結成され、同フェスのヘッドライナーを努める可能性があるのだそう。これはやばい。自分の人生での大きな心残りのひとつは、RATM最後の来日となったライブを観にいけなかったこと。(17:10)

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