同じチームの同い歳の同僚に

なんで君は本気で仕事に取り組まないのかって、長年に渡る疑問を解消すべく、個別にミーティングの機会をとった。紆余曲折の末、最終的に「仕事の価値観が合わないよ」って言われてガックリきた。要するに成長する意思がないのだと、はっきり言われた。来年度はもうすぐ。外すにも、代わりの人材はいない。業績がよかったら、別になんだっていい。自由に自分がスマートだと思う方法でやればいいし、周りもそれを許すでしょう。でも状況はそうじゃない。自分はこのまま船を沈ませるわけにはいかんのだ。どうしたらいいんだろ。持ち弾で戦う術を考えなくちゃならない。これか。なんか難しいな。
自分は管理職っぽいことしてる気がするけど、管理職じゃないし、今回のそいつは同い歳だし、だから給料もほぼ同じなのに、なんでこんなに頭を悩ませて、彼を活かす方法(=仕事を確保し、暮らしの面倒を見ること)を考えなきゃいかんのだろうと、ふと思ってしまった。正直、この能力を伸ばした先には何が待っているのかが分からない。そうそう経験できるものではないのだろうが、将来どうなるためにこの苦労を背負おうとしてるのかが分からない。それはおれが決めてないからか。
世の中の経営者って、みんなこういう気分なんだろうか。実質、彼らは世のため人のために、自らリスクを負って起業したってことだ。うまいことサボる社員を養うために会社を経営してるなんて、思いたくないよなあ。誰だって、願わくば“よく切れるハサミ”が欲しいに決まってる。それでも事業を続ける彼らのモチベーションはなんだ。と考えると、それはやっぱり世の中や人に対する愛とか、自分の夢とか、その辺なんだろうな。それはとても尊く、壮大で、重い。他人がどうこうクチを出せるもんじゃない。真似する覚悟があるかというと、いまの自分には勇気が無い。不満こそもらしたが、こういう思考をもたらしてくれたいまの立場に感謝すべきか、とも思う。最近はこの手のうんこエントリが多い。これは愚痴か?いや、分析のはずだ。分析。自己分析だよ。たぶん。おれは割と前向きな性格なのかもしれないと、最近ちょっと思うようになった。そんなつもりはなかったけども。どこかで変わったか。自画自賛で自分を癒す。

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